【動画】太極拳のやり方とは?基本練習や動きについて初心者向けに解説
簡化太極拳の8式を紹介する記事です。
太極拳で運動不足を解消したい人、健康維持をしたい人、怪我や病気からの体力回復をしたい人向けに、正面と背面のゆっくり行う動画を示しています。
武術として太極拳を練習する目的の人は、基本動作の簡化太極拳8式は軽くすんなり身につけてください。
健康法として太極拳を行う初心者の人は、8式といっても盛りだくさんの内容なので、1年ぐらいかけるつもりでゆっくり覚えれば良いでしょう。
中には1年以上かかる人もいるかも知れませんが、あせらずゆっくり覚えてください。
道具などは必要なく、高齢者でも女性でも何も持たなくても、武術の型の動きを練習すると健康効果や美容効果も得られるのが太極拳の特徴です。
脊柱を真っ直ぐにした姿勢で、体の力みを抜いて膝をゆるめて中腰で立ち、呼吸に合わせて無理なくゆっくり動くことがポイントで、正しく動けば全身の血流が良くなります。
負荷の少ない簡単な動きなのにとても体が温まるので、健康を維持・増強する方法として太極拳は大変おすすめです。
1つの動作だけを繰り返しても健康効果は期待できるので、興味を持った人は当サイトの動画を見ながら実際に体を動かして、太極拳にチャレンジして見てはいかがでしょうか。
目次
太極拳とは?
太極拳は武術であり、気功法であり、美容健康法であり、競技スポーツです。
太極拳は健康を維持し、不法な者から村を護り、幸せな人生を全うするための武術として中国で生まれました。
河南省(かなんしょう)の陳家溝(ちんかこう)という村の陳一族に伝承されてきた武術が伝統的な太極拳の源流で、陳氏または陳家または陳式太極拳と言います。
1650年ごろ、武将だった陳王廷(ちんおうてい)が、日本と中国の武術や、気功や医術も取り入れて、現在のような陳式太極拳に発展させたそうです。
武術としての太極拳は、強引な力は使わずに、手足を柔らかく動かして、相手の攻撃をかわして相手を制圧する技を使うのが特徴となっています。
楊露禅(ようろぜん)が1830年ごろに陳式太極拳を学び、その後に改良して創始した太極拳が楊式太極拳と呼ばれ、都会の北京に広まりました。
健康に良いと評判になっていた楊式太極拳をもとに、1956年に中国国家体育運動委員会が簡化24式太極拳を制定し、今では世界中に広まっています。
武術としても、気功法としても、美容健康法としても、太極拳はたいへん効果的です。
最新の健康体操などにも負けない効果があるでしょう。
競技スポーツとしても発展していて、日本でも各地の大会や全日本大会があり、世界大会も開かれています。
太極拳は武術であり、気功法であり、美容健康法であり、競技スポーツです。
太極拳の効果と魅力
太極拳を練習すると血流がとても良くなり、健康と美容効果が期待できて、身体や心や武術の強さが得られる魅力があります。
太極拳は気(≒血)の流れを良くして血行を改善するので、肩こりなどは解消されて体調が良くなり、肌つやも良くなっていくでしょう。
太極拳を練習すれば、柔軟性やバランス感覚や筋力が向上して足腰が特に強くなり、血流が良くなって病気に強い体になっていきます。
太極拳の練習の深い呼吸とゆったりした動きは、ストレスを軽減して集中力を高め、気持ちを安定させて活力をみなぎらせ、心身を強くしていくでしょう。
太極拳は力では無く技術を使って、攻撃してくる相手から逃れたり制圧したり反撃したりする護身の武術です。
太極拳の練習をすればしただけ、内側から力が湧き出して来て、以前の自分よりも強くなっていくのを感じられるでしょう。
太極拳の練習を行って健康を維持し、病気を予防して、危険を避け、より良い生活を楽しんでください。
太極拳を練習することで血流がとても良くなり、健康と美容効果が期待できて、身体や心や武術の強さが得られる魅力があります。
太極拳の動きを覚えるコツ
太極拳の動きを覚えるコツは、あせらずに1動作ずつ覚えるということです。
太極拳では、左右の両手足で、同時に別な動きを行います。
日常には無い動きなので、太極拳の動作をすぐには覚えられないでしょう。
運動神経のコネクションが出来るまでには、時間がかかります。
運動の経験が無い人は1つの動作を身につけるまでに数カ月かかるでしょう。
早い人は2週間、通常は3か月ぐらいで太極拳を1式ずつ覚えて行くのが普通です。
1つの式でもそれぞれ難易度が違いますので、時間をかけてしっかり太極拳を覚えるように意識した方が上達は早くなるでしょう。
太極拳の教室でならっている場合は、先生や先輩との違いを確認しやすいですが、一人で動画を真似て見ながら覚える場合は、自分の動画を撮って確認して見てください。
どこが違っているのかが良く分かるので、自己学習する際には自分の動画を撮る事が必要です。
自己流の太極拳になり過ぎないように、自分の動きを確認することはとても意味があります。
太極拳の動きを覚えるコツは、あせらずに1動作ずつ覚えるということです。
太極拳の始め方
太極拳を始めるには、動画を見て学ぶ方法と、太極拳教室などに通って直接指導を受ける方法があります。
動画で学ぶ場合は、スマートフォンを準備すれば時間を気にせずにいつでもどこでも学べるので、家で今すぐ始められるでしょう。
基礎から学び始められるような動画も様々なメディアでたくさんアップロードされていますが、情報が多すぎるので、こちらのサイトの動画を参考に体を動かして見てはいかがでしょうか。
太極拳ブログのシン太極拳では、覚えやすいように1式ずつ正面と背面からの動画を紹介しています。
また、細かい説明はしていません。
直接教えている時も、初めての人に細かい形の指導をすると、体が固まって無駄な力が入ってしまいます。
大切なのは力みを無くして、立ったまま温泉に入っているように、リラックスして気持ちよく動くことです。
1つの動作を何度も繰り返して、体になじんで来てから次の動作に進むとよいでしょう。
一度に覚えようとする動作が多いと、逆に覚えるのが遅くなってしまいます。
3つ以上の多くの動作を覚えようとすると、なかなか身に付かないでしょう。
太極拳の教室やサークルなどに通う時は、いくつかを見学したり体験したりして下さい。
ご自分に合うと思った先生や仲間がいる教室を選ぶとよいでしょう。
自信が無かったら、このブログをガイドに動画で太極拳を学んでから教室をのぞいてみてください。
太極拳を始めるには、動画を見て学ぶ方法と、太極拳教室などに通って直接指導を受ける方法があります。
もし在宅で気功や太極拳を学びたいと考えているのであれば、私が運営している「気功エナジー講座」がおすすめです。
気功エナジー講座ではオンラインで気功法や太極拳を学べるので、教室へ行かなくても自宅で手軽に実践可能です。
今なら「気功をマスターする3つの秘密」動画教材を無料でプレゼントしているので、興味がある方はぜひ受け取ってください。
太極拳の基本動作を動画で解説
自宅でも今すぐ始められるように、簡化太極拳8式を動画で紹介します。
世界中で人気の高い美容健康体操としての太極拳ですが、正しく学べば武術として使うことも可能でしょう。
初級の8式を覚えたら、12式、24式と覚えて行けば良いと思います。
8式に4式を足せば12式で、8式分は同じ動きなので、余裕を持ってステップアップしていけるでしょう。
手と足を同時に動かす必要があるので、難しく感じる人もいると思います。
もっと簡単な気功体操も紹介しているので、8式を難しいと感じる人はそちらから練習してみてはいかがでしょうか。
直ぐに覚えられなくても、何度も繰り返すうちに体になじんで、動けるようになって行きます。
毎日少しずつ続ければ、必ずできるようになるので、あきらめずに太極拳の練習を続けてみてください。
初めは2週間、每日の練習を習慣づけると、動けるようになっている自分に気づくでしょう。
健康維持や体力回復に太極拳を役立てて頂けると幸いです。
第一式【脊柱を真っ直ぐにして力をゆるめる:起勢】
肩幅ぐらいで立って、踵側に体重を乗せ、脊柱を真っ直ぐにして立ちます。
一度呼吸を整えて、立ったまま温泉に入っているようなイメージをして、全身をゆるめて気持ちよく動いてください。
起勢だけをゆっくり何度も繰り返していただいても良いです。
血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第二式【馬のたてがみを優しく支えてなで分ける:野馬分鬃】
初心者にはとても難しい動きでしょう。
初めは手の動きだけ、または足の動きだけ練習しても良いと思います。
あせらず気長に取り組んでみてください。
毎日練習するなら3か月、週1回なら1年かけて覚えるぐらいの気持ちで良いと思います。
運動神経の連携が構築されれば必ず出来るようになるので、少しずつ練習してみてください。
野馬分鬃の動作だけ何度も繰り返すのも良い練習になります。
馬のたてがみを優しくなで分ける動作です。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第三式【腕をひねりながら下がる:倒卷肱】
簡化太極拳8式の3式、倒卷肱(とうけんこう)です。
水中を泳いでいるように、気持ちよくゆっくり動いてください。
胸の開閉と腕の捻りを意識すると、より血流がよくなります。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、体調が改善されるでしょう。
第四式【手をたたんで、前に出ながら優しく支えて、引き込んで、押して、抑えながら押し返す:左攬雀尾】
簡化太極拳8式の4式、左攬雀尾(さらんじゃくび)です。
手をたたんで、前に出ながら優しく支えて、引き込んで、押して、抑えながら押し返します。
6動作あるので、1動作ずつ分解して、繰り返して身につけてください。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第五式【手をたたんで、前に出ながら優しく支えて、引き込んで、押して、抑えながら押し返す:右攬雀尾】
簡化太極拳8式の5式、右攬雀尾(ゆうらんじゃくび)です。
手をたたんで、前に出ながら優しく支えて、引き込んで、押して、抑えながら押し返します。
6動作あるので、1動作ずつ分解して、繰り返して身につけてください。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第六式【右手指先をそろえて左腕を鞭のように放つ:単鞭】
簡化太極拳8式の6式、単鞭(たんべん)です。
てのひらを左・右とワイパーのように動かした後に、右手首を曲げて五本の指先をそろえて、左腕でなぎ払うような動作をします。
体に巻き付いた腕がゆっくり鞭のように放たれるイメージです。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第七式【両手で気を拾い集める:十字手】
簡化太極拳8式の7式、十字手(じゅうじしゅ)です。
大きく気を拾い集めるような動作です。
腰を落とす時は土踏まずの踵側に体重をのせます。
爪先より膝が前に出ると、膝を痛める場合があるので、注意が必要です。
全身をゆるめて気持ちよく動けば、血流が良くなって体調が改善されるでしょう。
第八式【気を収める:収式】
簡化太極拳8式の8式、収式(しゅうしき)です。
太極拳や気功体操を行った後には収式を行ってください。
気に敏感な人が太極拳や気功体操をすると、強く気を感じる場合があります。
収式を行えば気感がおさまるでしょう。
ゆっくり息を吐く呼吸法に合わせて、気を撫でおろすように意識を集中します。
収式を行わないと、気感が収まらず、ずっと気の感覚が残ってしまう状態になる事もありますので、注意してください。
まとめ:太極拳のやり方を動画で練習してみましょう
簡化太極拳の8式を紹介しました。
太極拳で運動不足を解消したい人、健康維持をしたい人、怪我や病気からの体力回復をしたい人向けに、正面と背面のゆっくり行う動画を示しています。
武術の型の動きを練習すると、健康効果や美容効果も得られるのが太極拳の特徴です。
脊柱を真っ直ぐにした姿勢で、体の力みを抜いて膝をゆるめて中腰で立ち、呼吸に合わせて無理なくゆっくり動くと、全身の血流が良くなります。
負荷の少ない簡単な動きなのにとても体が温まるので、健康を維持・増強する方法として太極拳は大変おすすめです。
1つの動作だけを繰り返しても健康効果は期待できるので、興味を持った人は当サイトの動画を見ながら実際に体を動かして見てはいかがでしょうか。
毎日少しずつ続ければ、必ずできるようになるので、あきらめずに太極拳の練習を続けてみてください。
健康維持や体力回復に太極拳を役立てて頂けると幸いです。