太極拳の剣の通販での選び方は?剣の基本や覚え方を動画で解説します!

刀を両手に持って、太極拳の型をする男性

剣の通販での選び方や、型の覚え方や、おすすめの動画や、その他太極拳の武器術などを紹介して行く記事です。

太極拳には様々な種類の武器術がありますが、その中には剣(つるぎ=けん)を使用した武器術が含まれ、多くの人が練習しています。

32式太極剣の技術を磨くと体幹が安定して簡化24式太極拳の技術がより深まるでしょう。

武器を扱うと丹田の意識が高まり、気の巡りが良くなり、力の伝え方がより上達します。

剣の覚え方は、初心者が初めに簡化太極拳8式を覚えるように、たとえ99式あったとしても1動作ずつ覚えて行くしかありません。

焦らずに、每日少しずつ練習していきましょう。

練習用の武器を通信販売で購入する時は、配送料で送料無料は少なく、在庫が無くて注文から取り寄せに数カ月かかることも有るので、のんびり気長に待ってください。

この記事では太極拳の剣などの商品を通販で購入する時のおすすめの品や、私の利用しているショップや、剣以外の武器についても特徴や使い方などを詳しく解説します。

太極拳の剣の選び方

32式用の太極剣などで、価格が1万円以上のしっかりした作りの品がおすすめです。

太極剣の選び方は以下の通り。

・作りのしっかりした、1万円以上の剣
・厚みのある曲がらない剣
・ジュラルミンよりアルミの剣

剣などの練習用の武器は、一般のスポーツ用品店では販売していないので、ネットショップで購入するか、太極拳のイベントで出店している時に購入するのが通常でしょう。

初心者には入門用の軽量でコンパクトに収納できる伸縮剣もおすすめします。

2千円~5千円ぐらいの商品価格ですし、何時でもどこでも練習できるところが、伸縮剣があると便利なポイントです。

42式用や長拳用や南剣用や響剣などの演舞や演武用の剣は対人練習には向かず、先が曲がってしまう場合があるので、32式用などの簡単に曲がらない剣をおすすめします。

武術太極拳などの団体の演武大会などに出場するのでしたら、しなりの有る42式用などを選んで下さい。

厚みが有って、剣のカラーは銀色で、ジュラルミンより高級なアルミの剣がおすすめです。

袋付きで剣穂(けんすい=ふさ)付きの剣と、表演用の中国服と、カンフーシューズなどのお得なビギナーセットを、おまけグッズ等も付いて販売している場合が有りますので、検索してみてください。

時期によっては、アウトレット商品で、剣の他に靴やパンツや表演服などもお得に購入できるかも知れません。

発送方法にもよりますが、刀や剣を注文すると通常1000円前後の送料です。

サイズの大きい棍などは、3000円前後の送料がかかります。

春秋大刀を購入した時は、5000円ぐらいの送料がかかりました。

私が会員登録していて、武器などの商品を通販で届けて頂いているオンラインショップは小熊商店と東方商事です。

私のおすすめの剣は、小熊商店の32式用太極剣と、東方商事の陰陽太極剣になります。

小熊商店の32式用太極剣>>

東方商事の陰陽太極剣>>

32式と42式

太極拳の剣の型には、楊式を基に作られた32式と、陳式楊式呉式などを組み合わせて作った競技用の42式と、その他制定剣の他に、陳式太極拳などの伝統拳の各門派に伝わる剣の型があります。

日本全国各地で、簡化24式太極拳の教室に通えば、32式太極剣も教えてもらえるでしょう。

32式太極剣を練習するなら、初めは伸縮剣を選び、武術太極拳の大会に出場したり、表演会に出るようになったら32式用の剣を注文すると良いです。

42式太極剣を教えている教室もすぐに見つかると思います。

大会に出場するなら42式用の太極剣を選んでも良いですが、対人練習には向きません。

その他の制定剣も求めれば学ぶ事は可能でしょう。

制定剣では表演用の太極剣を使うのが一般的です。

門派によって違いますが、伝統拳の陳式太極拳では50~60式の剣の套路(とうろ=型)を学びます。

伝統拳の剣術では、厚手の曲がらない剣を使い、対人練習をするのが普通です。

伝統拳の剣を学ぶには、指導者に出会うための努力と運が必要でしょう。

剣の長さ

剣の長さは、自然に降ろして伸ばした人差し指の先から耳の先端までの長さがよいでしょう。

身長や手の長さによって違いますが、剣身が70cm前後で全長が90cm前後の剣が標準です。

初めは短めの方が気を剣先まで通しやすいでしょう。

ケース

私のおすすめの剣のケースは、バットケースや日本刀のケースです。

様々な中国製のケースを使って来ましたが、新品でも耐久性の良くない商品が有りました。

10年以上前にオリエンタルドラゴンで購入した太極刀の袋は現役なので、当たりはずれが有るのでしょう。

棍や槍のケースも早めに壊れてしまったので、今は日本製の弓用の袋を使っています。

ミズノのバットケースは10年以上使っていますが、あと20年は持ちそうです。

剣穂

剣穂(けんすい=ふさ)は好みの色と長さを選んでください。

中国の伝統的な赤色が、見栄えが良くておすすめです。

剣穂の結び方はyoutubeの動画で確認してください。

太極拳の剣術武器術の基本解説

太極拳は村を守り健康を維持して幸せな人生を全うするために行う、民間に伝わる護身の武術でした。

今でも武術として伝承されている伝統拳の陳式太極拳などでは、様々な武器術が伝わっています。

簡化24式太極拳や32式太極剣にも武術の動作が内在しているので、纏絲(てんし=らせん状にひねる動作)を加えて使い方を学べば武術そのものですし、健康効果も高まるでしょう。

32式太極剣

一般的な太極拳教室では簡化24式太極拳を学んだら、または学びながら32式太極剣を習得します。

剣を学んで力の伝え方が上達すれば、太極拳を深く理解できるようになるでしょう。

太極剣を身につけるには、教室で教わったことを動画などで確認しながら、何度も繰り返し練習しなければなりません。

今は本やCDやDVDだけでなくyoutubeなどにも動画が上がっているので、正面や背面から動作の確認が簡単にできます。

私のおすすめのyoutubeの動画は劉先生の32式太極剣です。

太極剣

32式太極剣を習得した後に、42式太極剣を学ぶのが一般的でしょう。

私のおすすめのyoutubeの動画は劉先生の42式太極剣です。

門派によって違いますが、伝統拳の陳式太極拳では50~60式の剣の套路(とうろ=型)を学びます。

伝統拳の剣に違いが有るのは、師に似る者は大成しないと教えられ、進化し続けなければいけないからです。

伝統拳の剣を学ぶには、指導者に出会うための努力と運が必要でしょう。

太極刀

太極剣は両刃ですが、太極刀は片方に刃が付いています。

太極剣が長いナイフだとしたら、太極刀は長いナタです。

叩き切るような動作や、長い武器に貼りつくような動作があります。

太極双刀

両手に刀を持ち、二つの刀を同時にあやつります。

双刀の型には、長い武器に対する防御反撃の動作などがあります。

私もそうでしたが、型を一度にたくさん覚えようとすると頭が混乱するでしょう。

春秋大刀

木製の柄に片刃の大きな刀と、反対側には石突の付いた2m前後ぐらいの長さの長兵器(ちょうへいき=長い武器)です。

慣れが必要ですが、力まかせでは無く、重さを生かした使い方をします。

太極槍

太極槍は2m前後の白蝋棍(はくろうこん)の先に槍頭(そうとう=槍の刃)と槍纓(そうえい=ふさ)をつけた武器です。

陳式太極拳では、槍と棍(こん=棒術のこと)の技術を同じ型で学びます。

その他の武器

その他にも扇や双剣などの武器術があります。

太極拳の武器術を動画で解説

実際の套路(とうろ=型)の一部を動画で紹介します。

本来は、特に長い武器は、広い場所で大きく動き回るので、今回はコンパクトにまとめています。

雰囲気だけ感じてください。

太極剣

陳式太極剣の一部です。

剣の刃は鋭く、切り裂くようなこまかい動作が入っています。

太極刀

陳式太極刀の一部です。

刀は剣よりも重いので、叩き切るような動作が入ります。

太極双刀

陳式太極双刀の一部です。

長い武器を受け流して反撃するような動作が入っています。

春秋大刀

陳式春秋大刀の一部です。

重さを生かして人馬もろとも叩き切るような動作が入っています。

太極槍

陳式太極槍の一部です。

梨花槍白猿棍(りかそうはくえんこん)とも呼ばれ、槍と棍の技術が両方入っています。

武器術の基本の覚え方

武器術の動きに慣れるまでには時間がかかります。

焦らずに少しずつ練習すると良いでしょう。

分かりづらい動きも、試行錯誤しながら体を動かせば、運動神経のコネクションが構築されて行きます。

家の中で武器術を練習する時は、壁や床や家具を壊さないように注意してください。

体育館や武道場で武器術を練習する時も、床などに傷を付けないように気をつけましょう。

外で練習する時は、危険の無いように十分注意してください。

基本動作の突きです。

基本動作の斜飛になります。

基本の突きに纏頭(てんとう)と裹脳(かのう)を付け加えています。

基本の雲(ユン)と舞花(ぶか=ウーファ)と撩(りょう=リャオ)です。

槍術の基本の動きです。

いわゆる、攔拿扎(ランナーチャー)の動きになります。

まとめ:太極拳と武器の深いつながり

武器をあつかうと丹田の意識が高まり、気の巡りが良くなり、力の伝え方がより上達します

剣を中心に、太極拳の武器術について特徴や使い方などを紹介しました。

剣はナイフのように、こまかい動きで切り裂くような動作が特徴です。

刀はナタのように重さを生かして叩き切るような動作と、長い武器に貼り付くような動作が特徴でした。

双刀も長い武器を受け流して反撃するような動作が特徴で、両手を別々に使うので覚えるまで少し時間がかかります。

春秋大刀は重さを生かした人馬もろとも叩き切るような動作が特徴です。

槍は棍術も内包されていて、しなる白蝋棍(はくろうこん)を使っているのが特徴でした。

扇は剣の攻撃を防いで反撃する動作が特徴です。

武器の練習をすると素手で行う太極拳も上達するので、ぜひ武器の練習もしてみてください!